《限界指数90%》おかず 男性(20代)
安西先生(別の)仕事がしたいです
もう限界?!仕事辞めたい指数60秒診断【全10問】で寄せられた心のつぶやきです。
『具体的な希望』を『適切な人に伝える』ことが肝要
スラムダンクの安西先生なら何と答えるのだろうと思いましたが、安西先生はバスケットボールの監督ではあっても、ハローワークの職員ではないので、残念ながら仕事の紹介はできないと思います。(おもしろくない回答。笑)
もしかしたら、人材銀行に知り合いがいたりするかもしれませんが。
さて、それではバスケがしたかった三井寿が、晴れてバスケをできるようにな ったのはなぜでしょうか?
それは、具体的な希望を適切な人に伝えたからです。
三井寿はバスケがやりたい。
それはやりたいことが明確なんですね。
でも、(別の)仕事がしたいというのは、三井くんの例で言うと、
(なんでもいいから)スポーツがやりたいと言っていることになります。
そうなれば、安西先生も困りますね。
バスケがやりたいと言っているわけではない。
はて、どうしたものか。
スポーツがやりたいなら勝手にやってくれってことになります。
余裕があればどんなスポーツがやりたいのか聞いてくれるでしょうけど。
まぁ、この例でいうと、安西先生が現れている時点で、三井くんはやりたいことが分かっているということです。
三井くんは湘北メンバーとバスケがしたかったわけです。
もし、「なんでもいいからスポーツがしたいです。」と言って体育の先生に相談してみたら、膝に負担がかからないスポーツを薦めてくれるかもしれません。
(それはそれでタイムラインが変わるということでしょうが)
だから、(別の)仕事がしたいと言って、転職エージェントに相談しても、経歴や状況を推察してお薦めしてくれるものの、思い通りの仕事がみつかるかは分かりません。
もし、転職エージェントに相談するなら、こういう仕事をするにはどうすればいいか?と質問してください。
そして、「こういう仕事」というふうに、したいことを明確にしていれば、どの転職エージェントに相談すればいいかも見えてきます。
積極的な希望なのか?二次的な希望なのか?
「仕事がしたい」という言葉には、ただ純粋に「したい!」というような想いが伝わってきません。
これは、「公務員になりたい」という想いに似ています。
仕事がしたいのであれば、なんらかの仕事はみつかります。
でも、それはほんとうに「仕事がしたい」のでしょうか?
稼ぐ手段として「仕事をする」という選択をしているのではないでしょうか?
「公務員になりたい」という想いは、安定した収入、身分保障があるという点に魅力を感じています。
公務員が安定した収入ではなく、身分保障もなければ、公務員になりたいとは思わないのではないでしょうか?
そうだとすれば、「仕事をしたい」も「公務員になりたい」も、積極的な希望とは言えないですよね。
不安、怖れが根底にあることで芽生える二次的な希望です。
体験する場として仕事を捉える
はたして、この人生でじぶんはどんな体験をしたいのか?
そこまで、壮大な話ではなくても、きょう一日どんな体験をしたいのか?
体験をベースに考えてみると、体験をないがしろにすることもなくなります。
毎日同じことの繰り返しで退屈だと思うことは、体験を楽しむことができていないというサインでもあります。
体験を楽しむ必要などないと思えばそれまでですが、こんな体験がしたいと思えれば、その体験ができる仕事を探すことができます。
大きな方向性でいえば、ご機嫌さんでいたいのか?
弱肉強食の、勝った負けたの世界で戦いたいのか?
重苦しい体験も、軽やかな体験もどちらも貴重な体験ですが、合う、合わないはあります。
どんな仕事がしたいのか?
まずは方向性を決めませんか?
そして、その方向性でやってみたい体験ができる仕事を探してみればいいと思います。
「こんな仕事がしたいです。」と言えれば、いろんな情報が入ってくるようになりますよ!