（2023.1.7 更新 ※2作品追加しました）
音楽モノの原作がアニメになると、やはり気になるのは曲のクオリティです。
ここに挙げるタイトルは、オリジナル曲のクオリティが高く、元々面白い原作がさらに楽しめます。
どのアニメ作品も、最終回（や最終回近く）で流れるオリジナル曲が、それまでの道のりを思い出させて感動が大きくなりますよ。
１．この音とまれ！
ひとり部員状態で廃部寸前の筝曲（そうきょく）部の部長と、不良少年たち、箏（こと）の天才少女が音を紡ぐ青春学園物語。
お互いの理解を深めながら、ひとつの曲を仕上げていく過程は見ものです。
劇中に流れる数々の演奏シーンも必見。
原作の作者の母親が箏教室の主宰者、姉がプロの箏曲家で、劇中に登場するオリジナル曲の作曲を担当されており、そのどれもがハイクオリティ。
普段あまり耳にすることのない箏の音色に魅了され、原作の世界観がさらに際立ちます。
２．ぼっち・ざ・ろっく！［NEW!!］
“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりは会話の頭に必ず「あっ」って付けてしまう極度の人見知りで陰キャな少女。
そんな自分でも輝けそうなバンド活動に憧れギターを始めるも、友達がいないため、一人で毎日6時間ギターを弾く中学生時代を過ごすことに。
しかし気づいたときにはバンドメンバーを見つけるどころか友達が一人も出来ないまま高校生になっていた……！
ギターケースを持っていたある日、ひょんなことから“結束バンド”でドラムをやっている伊地知虹夏に声をかけられたことで、ぼっちちゃんの日常が少しずつ変わっていく。青春ガールズバンドストーリー。
豪華制作陣による楽曲提供が話題のバンドアニメです。
OP、劇中、EDで流れる曲は、作品の世界観と完全にマッチしていて、作中のバンド”結束バンド”が本当に存在しているかのような錯覚を起こします。
ライブシーンはムネアツです。
特に最終回のライブシーンは何度見ても見飽きません。
３．パリピ孔明
三国志の天才軍師・諸葛孔明がなぜかハロウィン真っ最中の渋谷に転生。
駆け出しの女性シンガーの歌声に心を奪われた孔明は、軍師として仕えることに。
孔明の計略が現在の音楽シーンでどう展開されるのか？
逆異世界転生シンデレラストーリー。
タイトルで誤解されそうですが、ギャグアニメではなく、音楽ドラマです。
クライマックスで流れるオリジナル曲が、それまでの過程のいろいろな感情と重なり、心が震えます。
オリジナル曲は数曲あり、アーティストの個性と合致してカッコよく、聞きごたえ充分です。
４．シャインポスト［NEW!!］
所属事務所の社長に、中野サンプラザで行われる結成1周年記念コンサートを満員にできなければ解散と告げられてしまった駆け出しのアイドルグループ”TiNgS”（ティングス）の3人。
頼みの綱は、訳ありマネージャーの手腕だけ。
果たして彼女たちは会場を満員にしてコンサートを成功させることができるのか？
彼女たちそれぞれが抱える秘密、悩み、葛藤を描くアイドル成長ストーリー。
メンバーに焦点を当てた回では、胸の内に秘めていたものが浮き彫りになりますが、それが結実するセンター曲に感動します。
ドラマと音楽が見事に融合する作品です。
５．明日ちゃんのセーラー服
田舎の名門女子中のセーラー服を着ることが「夢」だった主人公の女の子・明日小路（あけびこみち）。
小学生時代は他の生徒が居なくてずっとひとりだった明日ちゃんが、中学でついにクラスメイトができて大ハリキリ。
初めてだらけの毎日を全力で駆け抜ける女の子たちの、キラキラ輝く青春ストーリー。
劇中のアイドルが歌うオリジナル曲が、クライマックスでどのように流れるのか？それは見てのお楽しみです。
全体通して透明感のあるアニメです。
６．ハナヤマタ
よさこいに青春を捧げる女子中学生たちの物語。
アメリカから留学してきたハナ・Ｎ・フォンテーンスタンドの「よさこいをしたい！」というまっすぐな気持ちは周りの人にはなかなか伝わらず空回り。
それでも、少しずつ仲間が集い、ついによさこい部を発足。
はたして、よさこい部はよさこい祭りに参加できるのか？
劇中では、よさこい部メンバーがよさこい用の楽曲を作詞作曲しています。
物語の集大成となる最終回は必見です。
７．彼方のアストラ
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、９名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つSFサバイバルストーリー。
１クール分（今作は前、後編換算で14話分）の尺で、ストーリー展開と伏線回収が小気味良く進み、一気見するのに適したアニメです。
音楽モノというわけではありませんが、クライマックスで登場人物のひとりが歌うオリジナル曲がとても惹かれます。
いかがでしたか？
気になるものがあれば、ぜひ１話だけでも観てみてくださいね。
